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実印の美学価値
明治政府は公印の制度を定め、一般にも証文には花押にかわって登録された実印を 用いることが定められた。
しかし通常は簡略な認印(みとめいん)や、できあいの三文判が使用され、拇印(ぼいん)が代用されることもある。
はんこの煩わし さが問題にされながらも、印章は今日では日常生活に欠かせないものとなっている。
なお、印影は書道芸術として鑑賞の対象となるものであ、古印や篆刻家の刻 印の印影を集めた印譜が珍重される。
また印鑑そのものも美術品として価値の高いものがある。
2012-05-28